人生には逆境や困難が待ち構えています。対処法を知らずに自力で乗り越えてきた人は自分の経験を本にして人に伝えることができます。うまく伝えることができて感謝されることもありますし、苦労が無駄にならなかったと納得することもできます。
レジリエンス項目 | 内容 |
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自己認識 | 自分の感情や思考の傾向を理解、把握する |
感情調整 | ネガティブな感情に主導権を渡さず、冷静に対処する |
自己効力感 | 自分の能力を信じ、挑戦する気持ちを持つ |
問題解決力 | 柔軟な思考で複数の解決策を考えて対応する |
対人関係 | 周囲の支援を受け入れ、人とつながる |
目的意識 | 乗り越えるための動機を持つ |
ストレス耐性の強さの概念としてレジリエンスがあります。これは個人の性格や環境にもよるため頭では分かっていてもうまく対処できるとは限りません。
本や文章に救われた人もいる一方で、座学は役に立たなかったと失望する人もいます。客観性を求めすぎて過度に理論化されていたり、実体験に基づく肉薄するような共感がない場合は、どんなに真摯で丁寧で分かりやすく科学的に確定したことであっても、現場で実際に直面する現実的な当人の解像度の前では無力な言葉遊びにまで評価が落ちてしまいます。
文章で書けることと現場と読者が実際に見るはめになることまでを含めて書き上げることで血や肉になるような本にできると言えます。