小説のジャンルと書ける範囲

2025年03月01日
小説のジャンルと書ける範囲  小説は自由に書くことができますが、読み手には読む上での前提事項が存在するため、理解を得たり感動を与えるためには、完全に自由に書くことはできません。
小説のジャンル
項目内容
歴史モノ史実の延長線上にあり得る物語
推理モノ読み進めて発生した事件や謎とそれについての納得できる見解や回答
探偵モノ極端な役割を持った人物の相互作用
怪異モノ精神的な緊迫感や危機感を与える存在の物語
恋愛モノ人間の恋愛感情を主題にした物語
SFモノ科学的な発明や機械に裏打ちされた世界の物語
空想モノ魔法や神話などの登場物の物語
冒険モノ旅や探検を通じて困難を乗り越える物語
転生モノ異世界との差異を確認したり展開する
寓話モノ物語の裏に教訓的な意味がある例え話
現代モノ現実世界の世代やルールに対する個人の物語
文学モノ内面言語の展開による芸術性の高い思索や詩情
 一方である程度まで定番のストーリー展開をしてから、予定調和を崩すことで新しい発見や結論に繋げることができます。ただそれは読者と書き手に共通認識があるから成立するので、物語展開の選択肢はやはり存在し続け、大きく選び間違えると行き詰まることになります。
2025年03月01日
 小説のテーマを制約と考えた場合、テーマに反する勢力は登場できますが、範囲に無いものは描かれることはありません。自分が書きたいことを書くためには、テーマ選びが重要になります。
小説のテーマ
項目内容
恋愛、家族愛、友情などの成り立ち
成長困難を乗り越えて成熟していく
その意味や喪失感
自由抑圧からの解放
正義社会的な悪との対立
運命宿命や避けられない選択の結果
孤独疎外感やつながりの欠如の影響
自己ルーツや本来のあるべき姿の発見
裏切り信頼の崩壊や逡巡、葛藤
 一人の登場人物に複数のテーマを背負わせる場合は、導入から展開までの伏線をいくつも用意する必要があります。複数のテーマを同時進行で描くために、キャラクター毎に役割分担をさせる方法もあります。
2025年03月01日
 物語は常に前から順に登場人物の状態や状況を変えながら進んでいきます。現在の状態を記述してから初めて次の状態、あるいは以前の状態を書くことができます。
小説の展開方法
項目内容
起承転結導入/展開/変化/結末の4段階構成
序破急導入/展開/結末の3段階構成
三幕構成導入/対立/解決の3幕構成
五幕構成序章/対立/高潮/逆転/結末の5幕構成
ヒーローズ・ジャーニー日常/冒険/試練/帰還の流れ
ストーリーテリング・アーク導入/上昇/最高潮/収束/結末の流れ
サンドイッチ構造現在/過去/現在の流れ
パラレルストーリー複数の視点や時間軸が並行して話が進む
倒叙法結末/導入/展開/結末の流れ
 このパターンから大きく外れた書き方をすると何かしっくりこない、すっきりしない印象になります。物語の構造上の問題の場合、どこが違っているか言い当てることが難しいため、気づくことができず完成度を上げられない限界に達します。
2025年03月01日
 推理小説の創作ルールとして有名な「ノックスの十戒」があります。読者が推理して辿り着けるように公正に情報を公開しなければならないというルールです。
ノックスの十戒
番号項目
1犯人の登場は早い段階で
2幽霊とか超自然的な手段はダメ
3秘密の隠し通路は1つだけ
4未知の毒物や装置は禁止
5異国人の不可解さを利用した犯人化禁止
6偶然や直感で解決はダメ
7探偵役が実は犯人でしたはダメ
8記述の無かった手がかりが決め手はダメ
9助手役が手がかりを伝えないの禁止
10実は双子は禁止
 ルールを守らなくても書くことはできますが、読後感が悪くなる可能性があります。推理小説以外のジャンルでも今まで読んできたことと辻褄が合わない、無駄になるような結末はやはり面白くなりません。
2025年03月01日
 小説家には職業経験から到達した執筆上のルールがあります。また演劇などの制限のある状況下での話の進め方にもルールがあり、守ることで効率良く伝えることができます。
執筆ルール
名前内容
氷山理論氷山の威厳は海面上の1/8だけで表現されるべき
ヘミングウェイ
チェーホフの銃物語に登場するものはすべて必然性が必要
出てきた銃は発砲されなければならない
三単一の法則事件は1日で終結
事件は同じ場所で
行為が一つの筋に集約
 一人の執筆者ではなく、伝承された昔話などにも話の進め方となる執筆上の法則性が見つかっています。登場物がどんな機能・役割を果たしているかに注目し、分類・整理したもの「昔話の形態学」があります。
プロップの昔話の31機能
項目内容
1.不在一人になる
2.禁止してはならない規則が提示される
3.違反禁を犯す
4.捜索敵が調査開始
5.入手敵が情報を得る
6.策略敵が騙そうとする
7.幇助敵に騙されて協力
8.加害敵により何かを消失する
9.任務依頼を受け取る
10.受諾依頼に合意する
11.出発旅立つ
12.試練試される
13.反応リアクションを起こす
14.獲得何かを手にいれる
15.移動助けを得て敵の近くに
16.闘争敵と直接対決する
17.目印攻撃を受け印が付く
18.勝利敵に打ち勝つ
19.回復傷や災が修復される
20.帰還もとの場所に戻る
21.追跡新たな敵が出現
22.脱出追跡から逃れる
23.隠遁身を隠して安全地帯に
24.偽物主人公を名乗る人物の出現
25.難題本物かを試される
26.解決難題を解決する
27.認知決め手の目印17の伏線回収
28.露見偽物が暴かれる
29.変身主人公の印象が変わる
30.処罰偽物が罰せられる
31.結婚即位する
 昔話は無限に存在しますが機能の観点からは、わずかな31項目で分類できるとしています。これを利用する際は31項目すべてを使うのではなく、使える項目だけを物語に登場させます。  人間の話の受け取り方や好まれる話の進め方が存在しているため、昔話として残って来たものの中に法則があると考えられます。ルールを守ることでより受け入れられやすい物語を書くことができるかも知れません。
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2045 :
2032 : 12
2028 :
2027 :
2025 : 01 02 03 04 05
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1985 : 10
1955 : 11
1922 : 11
1885 : 09
紀元前138億 :