メモに記述する語彙の集め方

メモは書き込めるスペースの制限もあり、あまり長い言葉は書き込めません。端的に重要度の高い情報を確実に記録する必要があります。 メモは本来、自分だけが分かれば良いのですが、時間が経過すると忘れてしまうこともあります。忘れても分かる状態、つまり誰が読んでも分かる状態にすることでメモを無駄にすることを減らせます。 特に一般的な意味から考えることは客観的な情報を整理することでもあるので、対象への理解が深まります。また自分の普段使いの言葉から離れて、専門用語を集めてなるべく使っていく状態にしていけば、言語化能力も高まることになります。 普段見かけない言葉ほど情報量(理解に必要な前提事項や条件など)が多いため、情報を圧縮した状態でメモに記録することができます。

メモをする内容の分野があらかじめ分かっている場合は、前もってリサーチを行い、良く使われるキーワードと考え方、概念などをまとめておくと便利です。 業務知識の共有などでは、共通資料に出てくる言葉を利用します。表記揺れや記号の統一により意思疎通をスムーズにするプロセスを正規化と言います。 特に資料が無い場合は、対象分野の既存のキーワードが使えます。他分野のキーワードを応用することで理解を深めることもできますが、誤解を招く可能性に注意が必要です。

具体的にリサーチをする資料は電子辞書や百科事典が便利です。ネットで検索したり、AI検索でも情報源として利用できますが、正しく無い可能性があり、精査するための時間が必要になります。 2025年02月14日にカシオ計算機が電子辞書の新規開発の停止を発表しました。電子辞書は今後手に入りづらくなる可能性があります。1回の検索で確実に信頼できる情報に到達できるツールは、今後は自分で時間を掛けて作っていく流れになりそうです。 動画を見て要約練習などを行えば、実際のメモの書取りの訓練にもなりますが、使い勝手の良い語句を経験則で手に入れることもできます。